「このまま定年まで会社にいて
本当にいいのだろうか」
「自分の価値って何だろう」
「本当は新しいことを
始めたいけど踏み出せない」
こんな思いを抱えていませんか?
日本人として6番目の
宇宙飛行士となった野口聡一さんが、
定年前にJAXAを退職して
新たなキャリアをスタートさせた
という選択に、多くの方が
関心を寄せています。
2025年2月に刊行された
『宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ
50歳からはじめる定年前退職』の中で
語られている「自己評価軸」の
考え方は、キャリアの転機に
立つ多くの方に示唆を与えます。
今回は、野口さんの言葉から見えてきた
「50代からの新たな生き方」について、
起業支援コーチとしての視点を
交えながらお伝えします。
評価軸を「他人」から「自分」へ移す重要性
野口さんは著書の中で
「評価軸を自分に置くこと」の
大切さを繰り返し強調しています。
私は起業支援コーチとして
数多くの方と接してきましたが、
多くの方が「他人からの評価」を
基準に生きてきたことに
気づかされます。
野口さんはこう語ります。
「私たちは自分で思っているよりも
評価軸を他人に握られています。
わかりやすいのは受験ですね。
受験っていうのはもう徹頭徹尾、
他人の評価軸です」
確かに私たちは学校では
テストの点数、社会に出れば
会社の評価制度によって
自分の価値を測ってきました。
しかし、本当の自分の価値は
他人ではなく自分自身が
決めるべきものなのです。
特に50代に入り、キャリアの転機に
立ったとき、この「自分軸」への
転換が成功の鍵を握ります。
自己評価が低すぎる日本人の特徴
野口さんが指摘する興味深い点として、
「必要以上に自己評価が低すぎる人が
多い」という日本人の特徴があります。
私のクライアントにも
同じ傾向が見られます。
大手企業で20年以上のキャリアを
積んだ方でさえ、
「私の経験なんて通用しない」と
自信を持てないのです。
野口さんはこう言います。
「普通に働いていれば、
できることはいっぱいあるし、
どこでも通用するのに
『私なんかそれほど』と言って、
自分の持っている正当な能力を
評価できてない人が多い」
この言葉には深い真実があります。
日本人特有の謙遜の美徳が、
新たな一歩を踏み出す際には
逆に障壁となっているのです。
私が支援した50代の元商社マンは、
最初は「自分には何もない」と
言っていましたが、丁寧に
棚卸しをしていくと、
国際取引の知識や人脈という
貴重な資産があることに気づき、
輸入ビジネスで成功しました。
組織が与えてくれるものの限界
野口さんは組織人としての価値について
こんな鋭い指摘をしています。
「組織人としての価値っていうのは、
収入とアイデンティティと
モチベーションの三つしかないんです。
一向に上がらない収入と、
肩書きという居場所、
そして出世でしか満たされない
モチベーション。会社はこの三つしか
与えてくれません」
この言葉に、私自身も
大きく頷いてしまいました。
私がIT企業に勤めていた頃、
同僚たちは昇進や評価を
気にして日々を過ごしていました。
しかし、それは本当に
自分の価値を高めることだったのか、
今となっては疑問です。
組織の中にいる限り、
この三つの枠から抜け出すことは
難しいのかもしれません。
だからこそ、野口さんは
「定年前退職」という選択肢を
提案しているのでしょう。
幸せの基準を自分で決める勇気
野口さんは幸せの基準について
こんな言葉を残しています。
「幸せの基準というのは、
『ないものを嘆くのではなく
あるもので幸せを得るしかない』
ということなのです」
この考え方は、キャリアの転機に
立つ全ての人に当てはまります。
私のクライアントの60代の女性は、
長年の教師生活を経て
退職後に起業を決意しました。
大きな成功や収入を
求めるのではなく、
「自分の経験を若い親たちに
伝えたい」という思いを大切に、
育児相談の場を作り上げました。
収入は以前より減りましたが、
彼女は「こんなに充実した毎日は
今までなかった」と笑顔で
語ってくれました。
これこそが野口さんの言う
「手の内にあるもので幸せになる」
ということなのでしょう。
「怖さの実写化」で不安を乗り越える
新しい一歩を踏み出すとき、
誰しも不安や恐れを感じるものです。
野口さんも「どの段階でも
一歩踏み出すのは結構大変」と
正直に語っています。
その不安を乗り越えるために
野口さんが提案する方法が
「怖さの実写化」です。
「怖さの実写化っていう言葉があって、
これは自分が怖いと思っていることを
明文化する。例えば暗闇は
誰だって怖いですよね。
何があるかわからない。
だけどそこに懐中電灯を当てれば
大したことない」
この方法は私のコーチングでも
取り入れています。
不安や恐れを具体的に書き出すと、
対処法が見えてくるからです。
あるクライアントは
「起業して失敗したら生活できない」
という漠然とした不安を抱えていました。
しかし、具体的に何が起きるのかを
書き出してみると、
「最悪の場合でも、
貯金で半年は生活できる」
「前の会社に戻る選択肢もある」
など、対処法が見えてきたのです。
自分だけの強みを活かした新たな一歩
野口さんの著書から学べることは、
50代からでも自分の価値観に
基づいた新たな選択ができる
ということです。
そのためには「評価軸を自分に置く」
という視点の転換が必要です。
具体的には、次のステップを
踏んでみてはいかがでしょうか。
まず、これまでの経験や
スキルを書き出してみる。
謙遜せずに、客観的に自分の
強みを認識することが大切です。
次に、本当に大切にしたい価値観や
やりたいことを明確にする。
「収入」「自由」「貢献」など、
自分にとって何が重要かを
考えてみましょう。
そして、不安や恐れを具体的に
書き出し、一つひとつ対処法を
考えていく。
これが野口さんの言う
「怖さの実写化」です。
私のクライアントの40代男性は、
製造業で培った品質管理のスキルを
起業に活かしたいと考えていました。
しかし、「専門性が狭すぎる」と
悩んでいました。
彼が自分の強みを見つめ直したとき、
「どんな分野でも品質管理の考え方は
応用できる」という気づきを得て、
今では様々な業種に
コンサルティングを行い、
充実した日々を送っています。
人生後半戦を自分らしく生きるために
野口さんの著書の最後に引用されている
「港に居る船は安全だ。
しかし、それは船が作られた
目的では無い」という言葉には、
深い真実が込められています。
安定した組織にいることは確かに
安全かもしれません。
しかし、それが本当に
あなたの人生の目的でしょうか?
50代、60代という人生の後半戦こそ、
自分の本当の価値観に基づいた
選択をする絶好の機会です。
長年の経験や知識、人脈という
資産を持ち、若い頃より
経済的にも精神的にも
余裕がある時期だからこそ、
新たな挑戦ができるのです。
野口さんが提案する
「自己評価軸を持つ」という考え方は、
これからの時代を生きる全ての人に
必要な視点ではないでしょうか。
あなたも今日から、
自分の価値を自分で決める
第一歩を踏み出してみませんか?
組織の枠を超えて、
本当の自分らしさを発揮する
新たな人生が、きっと
あなたを待っています。
もし「あなた商品化」について
もっと詳しく知りたい、
実際に始めてみたいと思った方は
下記をクリックして無料メール講座に
ご参加ください。↓↓↓

コメントを残す