「亀田さん、転職活動は
どうでした?」
最近、50代の会社員の方から
このような質問を
よくいただきます。
わたし自身、大手IT企業で
10年以上働いた後、
35歳で転職活動を
経験しました。
その時に痛感したのは、
会社員として働き続けることの
限界でした。
どんなに頑張っても、
どんなに成果を上げても、
会社という枠の中では
自分の価値を最大化できない。
そんな現実に直面したのです。
そして今、コメの価格が
前年同月比で2倍以上に
なっている状況を見ていると、
あの時の危機感が
よみがえってきます。
この記事では、
わたしがIT企業時代に
体験した生々しい現実と、
なぜ今「大人の進路相談室」
という構想に至ったのかを
お話しします。
同じように将来に不安を感じている
会社員の方に、
少しでも参考になれば幸いです。
IT企業での10年間で見えた現実
大手IT企業に入社した当初、
わたしは希望に満ちていました。
システム開発のエンジニアとして
スタートし、プロジェクトマネージャー
として多くの案件を担当。
順調にキャリアを積んでいると
思っていました。
しかし、30代前半になって
ある現実に気づいたのです。
どんなに優秀な成果を上げても、
昇進や昇格は会社の都合で
決まってしまう。
自分の努力や能力とは
関係ない部分で
評価が左右される。
そんな理不尽さを
日々感じるようになりました。
特に印象的だったのは、
新規事業開発プロジェクトに
3年間従事した時のことです。
新規事業開発での挫折体験
新規事業開発は
わたしにとって
やりがいのある仕事でした。
ゼロから事業を立ち上げ、
市場を開拓していく。
まさに起業家のような
気分で取り組んでいました。
しかし、どんなに良いアイデアを
出しても、どんなに市場調査を
綿密に行っても、
最終的な決定権は
上層部にありました。
「これは面白いけど、
会社の方針と合わない」
「リスクが高すぎる」
「今は時期が悪い」
このような理由で、
多くのプロジェクトが
頓挫していきました。
自分のアイデアや努力が
会社の論理によって
簡単に否定される。
この経験が、わたしに
会社員の限界を
強く感じさせました。
35歳での転職活動という現実
35歳になった時、
わたしは転職活動を
始めました。
それまでの経験と実績に
自信を持っていたので、
すぐに良い条件の会社が
見つかると思っていました。
しかし現実は厳しいものでした。
「35歳だと、もう若くない」
「管理職経験はあるけど、
専門スキルが古い」
「新しい環境に適応できるか
不安がある」
このような理由で、
多くの企業から
お断りされました。
特にショックだったのは、
年下の面接官から
「弊社の文化に合うかどうか
心配です」
と言われた時でした。
その瞬間、
「このまま会社員を続けていても、
年齢を重ねるほど
選択肢が狭くなる」
ということを痛感しました。
なぜ今、進路相談を思い出すのか
最近、学生時代の
進路相談のことを
よく思い出します。
中学生や高校生の時、
進路指導の先生、親と自分の
3者で面談をして、
将来について話し合いました。
なぜそんな昔のことを
思い出すのか
不思議だったのですが、
理由がわかりました。
「進路相談を求めているのは、
学生よりも、むしろ大人たち」
そう感じることが
日増しに強くなっているからです。
わたしのもとには毎日、
50代の会社員の方から
こんな相談が届きます。
「このまま会社にいて大丈夫でしょうか」
「早期退職を勧められて困っています」
「年金だけでは生活できそうにありません」
皆さん、学生時代のように
進路について真剣に
悩んでいらっしゃるのです。
コメ価格2倍が示す厳しい現実
コメの価格が前年同月比で
2倍以上になっています。
この数字は、
わたしたちの生活に
大きな影響を与えています。
食費だけでなく、
あらゆる物価が上昇している中、
給料はそれほど上がっていません。
特に50代の会社員の方は、
昇給の機会も限られており、
実質的な収入は
減少していると言えるでしょう。
しかも、多くの会社が
早期退職を募っている現実があります。
表向きは「65歳まで雇用継続」
と言いながら、
実際には人件費削減のため
ベテラン社員を減らしたい
というのが本音です。
わたしのクライアントの中にも、
50代前半で突然
早期退職の対象になった方が
複数いらっしゃいます。
リスキリングという幻想
「リスキリングをすれば大丈夫」
このような声もよく聞きますが、
現実はそう甘くありません。
50代でプログラミングを学んでも、
実際にエンジニアとして
転職できる可能性は
極めて低いでしょう。
AIやデータ分析のスキルを
身につけたとしても、
それを求める企業が
50代の人材を積極的に
採用するかは疑問です。
むしろ大切なのは、
これまでの経験や知識を
どのように活かすかです。
わたし自身も、
IT企業での経験が
今の起業支援コーチとしての
仕事につながっています。
新しいスキルを学ぶよりも、
既存の強みを活用する方が
現実的で効果的なのです。
単純作業という逃げ道の危険性
「もう新しいことは覚えられないから、
アルバイトやパートで
単純作業でもやろう」
このように考える方も
いらっしゃいます。
しかし、この単純作業も
早晩、DXによって
省人化されてしまいます。
コンビニのセルフレジ、
銀行のATM、
工場の完全自動化など、
すでに多くの分野で
人の手が不要になっています。
わたしがIT業界にいた頃から、
この流れは加速していました。
単純作業に逃げるのではなく、
人にしかできない価値を
提供する方向で
考える必要があります。
年金制度への過度な依存の危険
人生100年時代と言われながら、
年金制度の将来は
不透明です。
少子高齢化が進む中、
現在の給付水準が
維持される保証は
どこにもありません。
しかも、今のような物価高騰が
続けば、年金の実質的な価値は
どんどん下がっていきます。
月20万円の年金があっても、
物価が2倍になれば
実質10万円の価値しか
ありません。
だからこそ50代のうちから
自分で収入を得られる
仕組みを作っておく
必要があるのです。
大人の進路相談室という新しい試み
こうした状況を踏まえて、
わたしは「大人の進路相談室」
という場を作ろうと
考えています。
これは学生時代の進路相談の
大人版です。
50代以降の人生設計に特化した
相談の場として、
一人ひとりの経験や状況に
合わせたアドバイスを
提供していきたいと
思っています。
ただし、学生時代の進路相談とは
大きく違う点があります。
それは、すでに豊富な
経験と知識を持っている
ということです。
その経験や知識を
どのように活かすか、
どのような形で価値提供するかを
一緒に考える場にしたいのです。

わたし自身の体験から言えること
わたし自身、35歳で転職活動を
経験し、その後起業の道を
選びました。
IT企業での10年間は
決して無駄ではありませんでした。
システム開発の経験、
プロジェクトマネジメントのスキル、
新規事業開発での試行錯誤、
そして転職活動での挫折。
これら全ての経験が、
今の起業支援コーチとしての
仕事に活かされています。
特に、会社員時代に感じた
理不尽さや限界は、
同じような悩みを持つ
クライアントの気持ちを
深く理解することに
つながっています。
行動を起こすなら今
50代からでも
決して遅くありません。
むしろ豊富な経験と
まだまだ働ける体力、
そして人生の残り時間を
有効に使える知恵がある
今だからこそ、
新しい道を切り開くことが
できるのです。
大切なのは、
現実を直視することです。
会社が守ってくれる時代は
終わりました。
年金制度も不安定です。
物価は上がり続けています。
だからこそ、
自分の人生は自分で
切り開いていく必要があります。
まずは小さなことから
始めてみてください。
自分の経験を振り返り、
それを必要としている人が
いないか考えてみる。
そこから新しい人生の
第二章が始まります。
「大人の進路相談室」の
詳細をご案内できる日を
楽しみにしています。
あなたの将来が
少しでも明るくなるよう、
わたしも全力で
サポートしていきます。
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