【起業の壁】なぜ「与えているのに うまくいかない」のか。ギブの落とし穴

みなさん、おはようございます。
あなた商品化プランナー®の
亀田智仁です。

「ギブする人はうまくいく」

ビジネスの世界では
よく聞く言葉ですよね。

わたしもこの考え方自体は
とても大切だと思っています。

でも、500名以上の起業家の方と
向き合ってきた中で、
ひとつ気になることがあります。

そのギブ、本当に
見返りを求めていない
ものになっていますか?

今回は、多くの方が
気づかないうちに陥っている
「ギブの落とし穴」について
お話しします。

この話の中に、
ビジネスの本質につながる
大事なヒントも隠れています。

「あんなにギブしてあげたのに」が出たら要注意

起業家の方の
ご相談に乗っていると、
ときどきこんな言葉を
耳にすることがあります。

「あんなにギブしてあげたのに」

「よかれと思って
アドバイスしたのに」

この言葉が出てくるとき、
その裏には
何かを期待する気持ちが
隠れています。

たとえば、

ギブした分を
回収したいという気持ち。

自分の利益に
つなげたいという気持ち。

相手に認めてもらいたい
という気持ち。

本人にそのつもりが
なかったとしても、
こうした気持ちは
じわじわと相手に伝わります。

「何かを求められている
気がする」

そう感じたとき、
人は自然と距離を
置くようになります。

一生懸命ギブしているのに、
なぜか人が離れていく。

その原因が
ここにあるケースは
少なくありません。

Hさんに起きた変化

ここで、ひとつ
具体的な事例をご紹介します。

起業コンサルタントとして
活動しているHさんは、
とても勉強熱心な方でした。

同業者のSNSに積極的に
コメントをつけて、
自分の知識や情報を
惜しみなく提供していました。

一見すると、
まさに「ギブする人」です。

ところが、いつしか
Hさんの心の中に
こんな期待が
生まれていました。

「これだけ情報を
提供しているのだから、
相手も協力してくれるはず」

その期待が
満たされないたびに、
不満が少しずつ
積み重なっていきました。

所属しているコミュニティでの
人間関係が
ぎくしゃくし始めたのです。

Hさんの転機は、
この「返してもらおう」
という意識に
自分で気づいたときでした。

そこからHさんは、
純粋に相手の役に立つことだけを
考えてギブするようにしました。

「してあげた」と
覚えておくのをやめた。

相手がどう返してくれるかを
期待するのもやめた。

すると、
不思議なことが起きました。

気づいた頃には
「Hさんに相談したい」
という声が増えていた。

自然と仕事の依頼が
入るようになっていたのです。

Hさんが変えたのは、
ギブの量ではありません。

ギブの質が変わったのです。

本当のギブには2つのポイントがある

Hさんの経験から見えてくる、
本当のギブのポイントは
2つあります。

まず1つ目は、
「したことを忘れるくらいが
ちょうどいい」ということです。

ギブしたことを
記憶に残しておくこと自体が、

「あとで回収しよう」
という意識の表れです。

すぐに忘れてしまうくらいの
気持ちで行動できると、

相手にも自然な親切として
伝わります。

そして2つ目は、
「相手が求めていることをやる」
ということです。

ここがとても大事です。

ギブの内容は、
自分が「与えたいもの」
ではなく、

相手が「必要としているもの」
でなければなりません。

どれだけ善意で提供しても、
相手が求めていないものは
ただの押しつけに
なってしまいます。

相手の立場に立って、
何を必要としているかを
想像する。

その上で、
自分にできることを提供する。

これが、
本当の意味でのギブです。

ギブの考え方はビジネスの本質につながっている

ここまで読んで、
何か気づいたことは
ありませんか?

実はこの2つのポイントは、
ビジネスの商品設計と
まったく同じ考え方なのです。

売れる商品やサービスも、
自分が提供したいものではなく、
お客様が必要としているもの。

「こんなに良い商品なのに
なぜ売れないんだろう」

そう感じたことがある方は、
もしかすると
自分が与えたいものを
提供してしまっている
かもしれません。

お客様が何に悩んでいて、
どんな変化を求めていて、
なぜそれが必要なのか。

そこに応える商品を作ること。

これは、
相手が必要としているものを
ギブするのと
同じことなのです。

ギブの質が変わると
人間関係が変わる。

商品の視点が変わると
ビジネスが変わる。

どちらも根っこは同じです。

見返りを手放すと何が変わるか

見返りを手放すのは、
最初は勇気がいることかも
しれません。

「本当にそれで
うまくいくのだろうか」

そう思うのは
自然なことです。

でも、その一歩を
踏み出したとき、

あなたの周りの人間関係と
ビジネスは
確実に変わり始めます。

Hさんがそうだったように、

見返りを求めないギブを
続けていると、

「この人は信頼できる」
「この人に相談したい」

そういうポジションが
自然とできあがっていきます。

そしてそのポジションこそが、
ビジネスを長く続けていくための
いちばんの土台になるのです。

ひとつ、
振り返ってみてください。

最近の自分のギブの中で、
「してあげた」と
記憶に残っているものは
ありませんか?

もしあるなら、
そこに見返りの期待が
隠れていないか、

少しだけ立ち止まって
考えてみてください。

その気づきが、
人間関係にもビジネスにも、
きっと良い変化を
もたらしてくれるはずです。

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