私たちはしばしば「お客様に
価値を提供している」と思い込んで
いるものです。
しかし、自分の思い込みや先入観に
よって、お客様が真に求めているものと、
提供している価値の間にギャップが
生じていることがあります。
わたしは最近、家族で訪れた沖縄の
動物園での出来事から、ビジネスを
成功させる上で非常に重要な
2つの気づきを得ました。
「ホワイトライオン」を探していた
わたしたち家族が、「白くないライオン」
を見て戸惑った経験から学んだ
「お客様が欲しいものを欲しい形で
提示すること」と「お客様が理解できる
コミュニケーションを行うこと」。
この2つのポイントを意識するだけで、
あなたのビジネスは大きく変わるかも
しれません。
日常からビジネスのヒントを得る
人生で最も価値ある学びは、
日常の何気ない出来事の中に
隠れていることがあります。
わたしも先日、そんな貴重な
気づきを得ることができました。
沖縄での家族旅行中、8歳になる
長男の誕生日祝いを兼ねて、
彼のリクエストで動物園に行きました。
「せっかくの沖縄なのに動物園？」と
最初は思いましたが、このチョイスが
思わぬビジネスのヒントを
もたらしたのです。
「ホワイトライオン」を探して
この動物園の目玉は
「ホワイトライオン」でした。
家族全員で期待を膨らませながら
ライオンコーナーへ向かいましたが、
どこを探しても真っ白なライオンは
見当たりません。
近くの売店の方に聞いても
「そのコーナーに確かにいますよ」と
言われるばかり。
しかし何度探しても見つからず、
偶然通りかかった飼育員さんに
確認したところ…驚きの事実が
明らかになりました。
飼育員さんが指差した先にいたのは、
茶色いライオン（に見える個体）でした。
「えっ？これがホワイトライオン？
全然白くないじゃないですか」
飼育員さんによると、ホワイト
ライオンとは言っても、一般的に
想像されるような「真っ白」では
ないとのこと。
わたしたちは「ホワイト」という言葉から
真っ白なライオンをイメージしていましたが、
実際は「うっすら白みがかった茶色い
ライオン」だったのです。
つまり、わたしたちが求めていたものは
最初から目の前にあったにも関わらず、
「真っ白」という先入観のせいで
それを正しく認識できていなかった
のです。
ビジネスに活かせる2つの重要な発見
この体験から、わたしはビジネスにも
直接応用できる2つの重要なポイントに
気づきました。
1. お客様の期待をしっかり理解する
1つ目は、売り手の立場として、
お客様が欲しいと思っているものを、
「お客様のイメージに合う形」で
提示することの重要性です。
今回の例でいえば、「ホワイトライオンは
純白ではなく、うっすら白い茶色の
ライオンですよ」と事前に説明が
あれば、わたしたち家族は混乱せずに
すんだはずです。
ビジネスにおいても同様です。
お客様の期待値と提供する商品・
サービスの間にギャップがある場合、
そのギャップを事前に埋める
コミュニケーションが必要不可欠です。
そうしないと、せっかく良い商品や
サービスを提供していても、
お客様の期待との不一致により
満足度が下がってしまいます。
2. 価値を理解しやすく伝える工夫をする
2つ目は、買い手の立場として、
欲しいものが具体的に何なのかを
理解していないと、目の前にあっても
それを認識できないということです。
飼育員さんのように、商品知識を
わかりやすく教えてくれる
コミュニケーションがあると、
買い手も正しく自分の求めるものを
見つけることができます。
ビジネスにおいても、お客様が
あなたの商品やサービスの価値を
正確に理解できるような工夫が
必要です。
ビジネスコーチングでの実例
この気づきは、わたしが行っている
起業支援コーチングの現場でも
多く見られます。
50代の元システムエンジニアの
クライアントさんは、長年の経験を
活かして起業したいと考えていましたが、
「自分には特別なスキルがない」と
悩んでいました。
しかし、詳しく話を聞くと、彼は
大規模プロジェクトの進行管理や
チームマネジメントに非常に優れた
スキルを持っていたのです。
これは彼にとっては「日常業務の一部」
でしかなく、特別なスキルだとは
認識していませんでした。
わたしは「中小企業がITシステムを
導入する際、最も困難を感じるのが
プロジェクト管理です。あなたのスキルは
そこで大きな価値を発揮します」と
伝えました。
さらに具体的な事例を挙げて、
彼のスキルが市場でどのように
求められているかを説明しました。
その結果、彼は自分の「自分だけの強み」に
気づき、中小企業向けのITプロジェクト
管理コンサルタントとして起業し、
半年後には3社の顧客を獲得
することができました。
これはまさに「ホワイトライオン」が
最初から目の前にいたのに気づかなかった
状況と同じだったのです。
お客様とのより良いコミュニケーションを実現する
「お客様が欲しいものを欲しい形で
提示すること」と「お客様が理解できる
コミュニケーションを行うこと」。
この2つが揃うと、ビジネスは
大きく加速します。
では、具体的にどうすれば良いのでしょうか？
期待値を適切に設定する
まず重要なのは、お客様の期待値を
適切に設定することです。
例えば、わたしが行っている
「あなた商品化プランナー®︎」の
コーチングでは、最初の面談で
必ず以下のことを伝えるようにしています。
「このコーチングで3ヶ月以内に
利益が出る保証はありません。
しかし、あなたの強みを明確にし、
それを活かしたビジネスモデルを
構築するサポートをします」
このように期待値を明確にすることで、
後々のミスマッチを防ぎ、
信頼関係を築くことができます。
具体的な表現で伝える
次に、抽象的な表現ではなく、
具体的な表現で伝えることです。
「品質が高い」「使いやすい」といった
抽象的な表現ではなく、「耐久性テストで
従来品の2倍の耐久性を実証」
「初心者でも平均30分で使いこなせる」
といった具体的な表現のほうが、
お客様に価値が伝わりやすくなります。
お客様の声を積極的に聞く
そして、お客様の声を積極的に
聞くことも重要です。
アンケート、インタビュー、SNSでの反応、
問い合わせ内容など、様々な方法で
お客様の本音を知る努力をしましょう。
わたしの場合、コーチングの途中で
必ず「期待していたことと違うことは
ありませんか？」と確認するように
しています。
このような小さな工夫が、
お客様との信頼関係を深め、
長期的な関係につながるのです。
ビジネスの成功は小さな気づきから
「お客様が欲しいものを欲しい形で
提示すること」と「お客様が理解できる
コミュニケーションを行うこと」。
この2つのポイントを意識すれば、
あなたのビジネスも大きく変わる
可能性があります。
あなたのビジネスでも、ぜひ以下の点を
見直してみてください。
・お客様は本当に何を求めているのか？
その形やイメージはどんなものか？
・その価値や特徴は、お客様が理解
できる言葉で伝えられているか？
・期待と現実のギャップはないか？
あるとすれば、どう埋めるべきか？
日常の小さな気づきが、ビジネスの
大きな成功につながることは
少なくありません。
わたしたちの周りには、気づいていない
「自分だけの強み」や「ビジネスチャンス」が
たくさん存在しているのです。
それに気づき、形にし、しっかりと
伝えていくこと。
そうすることで、あなたのビジネスも
より多くの人に価値を届け、
成功への道を歩み始めるはずです。
沖縄の動物園で見たホワイトライオン
からのこの気づきが、あなたの
ビジネスの新たな視点となれば
嬉しく思います。
もし「あなた商品化」についてもっと詳しく
知りたい、実際に始めてみたいと思った方は
下記をクリックして無料メール講座に
ご参加ください。↓↓↓
コメントを残す