みなさん、こんにちは。
あなた商品化プランナー®
亀田智仁です。
今日は、
ドリームゲートのアドバイザー
として実際にいただいたご相談を
例に、「起業ネタ」というものに
ついて、少し違った角度から
お話ししたいと思います。
先日、ある女性からこんな
ご相談をいただきました。
「起業のネタが見つからず
困っています」。
会社に勤めながら、
いつか何かを始めたいと
考えているものの、
何をテーマにすればいいのかが
分からない。
そんな悩みでした。
実は、こうしたご相談は
本当に多くいただきます。
そしてお話を伺うたびに
感じるのは、ネタが
見つからないこと自体が
問題なのではなく、多くの方が
探す場所を間違えている
ということです。
「ネタ探し」という言葉の罠
「起業のネタを見つけたい」
という言葉を聞くと、まるで
どこかに正解が落ちていて、
それを探し出せばいいような
気がしてしまいます。
書店のビジネス書を読んだり、
セミナーを渡り歩いたり、
成功している人の事例を
集めたり。
外側に答えを求めて、
情報を集め続けてしまうのです。
でも、わたしがこれまで
多くの方の起業支援をしてきて
分かったのは、
本当に大切なテーマは、
外から持ってくるものではなく、
すでにその人の
中にあるということです。
ご相談者から実際に伺ったこと
先ほどの女性は、50代で、
ご家族の介護をしながら
日々を過ごされている方
でした。
長年お仕事を
されてきた経験もあり、
ご家族を支えてきた経験も
ある。
それなのに「自分には
起業できるような特別なネタ
なんてない」
と感じて
いらっしゃいました。
これは、本当によくある
ことです。
長く同じ環境で働き、
当たり前のように身につけて
きたことほど、本人にとっては
「特別なこと」に見えない
ものです。
むしろ、苦労してきたことや、
人から頼られてきたことの中に、
その人にしか
語れない価値が眠っている
ことが多いのです。
わたし自身も、大手IT企業で
10年以上、システム開発や
プロジェクトマネジメントの
仕事をしていました。
当時は、それが誰かの役に立つ
「商品」になるとは、まったく
考えていませんでした。
今になって振り返ると、
あの頃の経験こそが、
今のコーチングの
土台になっています。
棚卸しという作業が必要な理由
起業のテーマを見つけるために
必要なのは、
新しいアイデアを
ひらめくことではありません。
これまでの経験・知識・強みを
丁寧に棚卸しして、
それが誰のどんな悩みを解決できる
のかを整理していく作業です。
この作業は、一人で頭の中だけ
で考えていると、なかなか
進みません。
自分にとって当たり前のことは、
自分では価値だと
気づきにくいからです。
だからこそ、誰かと
話しながら、自分の経験を
一つひとつ言葉にしていく
ことが効果的です。
ご相談者にも、
まずはこれまでのお仕事やご経験、
現在のお考えについて、
ゆっくりお聞かせいただく
ことをお願いしました。
ネタを提案するのではなく、
その方自身の中から、
テーマを一緒に
見つけていくためです。
「ネタを探す」から「経験を発見する」へ
ここで視点を変えてみて
ください。
「起業ネタを探す」のではなく、
「すでにある経験を発見する」
と捉え直してみる。
この違いは小さく見えて、
実はとても大きな違いです。
探すという言葉には、
「今の自分には何もない」という
前提があります。
一方で、
発見するという言葉には、
「すでにそこにあるものに気づく」
という前提があります。
同じ起業準備でも、
この前提の違いが、
その後の進め方を
まったく変えてしまいます。
ご相談者のように、家族の
介護をしながら働いてきた
という経験も、
誰かにとっては
貴重な情報になり得ます。
同じ立場で悩んでいる方にとって、
その経験を持つ人の言葉は、
本やセミナーよりも
近く感じられるはずです。
まずは一つ、書き出してみませんか
もしあなたも
「起業のネタが見つからない」
と感じているなら、
まずは新しいアイデアを
探すのをいったん止めてみて
ください。
代わりに、これまで
の仕事や経験の中で、
人から感謝されたこと、
頼られたことを一つだけ
書き出してみてください。
それは大きな成功体験で
なくても構いません。
「あの時、相談に乗って
あげたら喜ばれた」
というささやかな出来事でも
十分です。
そこに、あなたにしか
語れないテーマの種があるかも
しれません。
ネタは、探しに行く先にある
のではなく、あなたがこれまで
歩んできた道の中に、すでに
置かれています。
それに気づくところから、
起業の準備は
静かに始まっています。
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